
J1〜J5は、会話を総合して見る独自の指標
J-GRADEの総合評価は、課題の達成度と会話の質を合わせて、J1(最高)からJ5までで示す独自の指標です。レポートでは、評価とともに、できていたこと・強み・判定の理由を確認できます。
最初に見たいのは、評価の横にある総合所見です。どのような場面で力を発揮できたのか、どこを伸ばせるのかを、会話の内容と結び付けて読みます。Jの数字だけで、学習の全体像を決めるものではありません。
CEFR相当の課題達成度は、何ができたかの目安
課題の達成度では、今回の会話で、どの難しさの課題の目的を達成できたかを示します。相手に説明する、意見を交換する、条件を調整するなど、具体的な行動と一緒に見てください。
J1〜J5とCEFRのA1〜C2は、役割も段階数も異なります。一対一で置き換えるものではありません。たとえば掲載サンプルは、課題の達成度がCEFR C2相当、総合評価がJ2です。これは、課題を達成できたことに加えて、やり取りや話のつながりにも伸ばせる点がある、という説明になっています。
この表示は、今回の会話課題についての評価です。読み書きなどを含む日本語能力全体の証明や、国際交流基金による公式認定を意味するものではありません。
会話の6観点から、自分の特徴を知る
会話のプロファイルは、結果をもう少し具体的に理解するための内訳です。得意な観点も、伸ばしたい観点も、説明文と合わせて読んでみましょう。
- 語彙・表現の幅:話題や相手に合う言葉を使えているか。
- 正確さ:文の形を保ち、意図した意味を伝えられているか。
- 流暢さ:話の流れに沿って、無理なく話し続けられているか。
- やり取り:相手の発言に応じ、会話を進められているか。
- 話のつながり:理由や例、結論が分かりやすくつながっているか。
- 発音:音が相手に伝わるか。J-GRADEでは音読も使って確認します。
フィードバックから、次の練習を一つ選ぶ
総合所見を読んだら、学習フィードバックの「まず取り組むこと」を確認します。複数の課題を一度に直そうとするより、次の会話で試す行動を一つ決めると取り組みやすくなります。
たとえば「相手が大切にしている条件を確かめる」が目標なら、提案をする前に、期限や予算などを自分の言葉で確認してみます。そのうえで、相手の返答に合わせて提案を調整します。
掲載された応答例を覚えるだけでなく、相手や場面、条件を変えて練習してください。先生と一緒に読む場合も、評価の数字だけでなく、実際の会話と次の行動を話し合う材料にできます。

